腸のトラブルは○○のはじまり！？

便をしてもすっきり感がないのは病気への黄信号。
便秘はほぼ3つのタイプに分けられます。食物 を消化、吸収する運動率が下がる「ぜん動不全型」。トイレヘ行くタイミングを逃し、便意を我慢することによって脳が排泄の指令をやめてしまう「直腸、肛門型」。極度の緊張、ストレスがかかる 「ストレス型」。いずれも腸内環境の悪化によるものですが、どれかに当てはまると感じたら危険サイン。放置しておくと、いずれ病気になることも。

少量摂取なのに太る。その原因は腸にあり
腸内環境が整っているとサラサラの血液が全身の細胞にめぐるので、代謝が上がります。たくさん食べても太らない人は、腸内環境がよいということ。食べる量は 多くないのに太りやすい人は、腸内環境が悪いということ。血液がドロドロの状態のため吸収した栄養分が細胞に取り込まれず、皮下脂肪に流れて蓄積することから肥満へとつながります。さまざまなダイエットを試みる前に、腸の状態を見直してみましよう。

実は腸内環境のバロメーター
顔や身体がむくんでいるとき、実は腸もむくんでいることを知っていますか? 大腸は、便に含まれた水分を粘膜、腸壁を通して吸収するのですが、これは腸の血流がよいときだけ。血流障害を起こして水分が吸収されず、それがむくみに変わります。冷えの原因も、血流が身体の末端までめぐらないことによるものです。むくみや冷えを感じたら、腸もみで刺激をしてみましよう。

プチ不調とあなどるなかれ。病気の元になることも
病気ではないのに、なんだかだるい、疲れやすいというときは、自律神経が乱れているのかもしれません。なんらかのストレスがかかっていて血流が悪くなり、自律神経も整わず、これが原因で排便もスムーズにできなくなり、多くは便秘、下痢を併発するというケースが多いです。女性は月経によることもありますが、一度、自分の排便ペースや状態を確認するのも治療法のひとつです。

便秘と皮膚炎の悪しき関係性
アトピーを含む皮膚炎の症状は、血流が悪くなることで代謝しづらくなってしまうことが発症のきっかけです。交感神経が上がる、ストレスがかかる、ぜん動運動が下がって便秘になり、血液のコンディションが下がったまま流れ出し、皮膚炎となって現れる…という悪循環に陥りやすいのです。神経を落ち着かせてくれる副交感神経を働かせるようにリラックスすることを心がけて。