おならの音が大きいのには理由がある！原因と解消法

おならの音は人によって違うものです。
家族でいるときに不意に聞こえるおならの音を、これはお父さん、これはお母さんのおなら、と聞き分けらる様な方もいます。

おならにも個性的あるというのでしょうか。
そもそもおならとは口から入る空気と、腸管の中で発生するガスから成り立っています。そのガスが肛門を通り抜けて体の外に出る際に、肛門の周りの皮膚を振動させることで音が発生しています。
唇でおならの音を模して遊んだことありませんか？そのときに大きな音をだそうとして、唇を硬く締めれば締めるほど空気は大きな音を伴って外に出てきます。また大きく息を吸っていっぱいに空気をはき出すほど大きな音を出していたと思います。
このことからおならの音が大きいのには肛門の締まり具合と、空気の量が関係していると言うことができます。

おならの音を小さくするために、まず肛門の締まりを緩めるという物理的な方法があります。具体的には左右のお尻の肉を横に引いて、おならの通り道を広げることです。
次にお腹に強く力を入れて出すようにするとガスが通過するときの勢いが強まり振動が激しくなるため、お腹に力を入れないようにして少しずつゆっくり出すようにすると良いです。
トイレで用を足していて、おならが出そうになったときなどに、是非試してみてください。

また、もう一つの原因である口から入る空気と腸の中で発生するガスの量を抑えるには、食べる物や生活習慣を改善することが必要になります。
食事のときに大口を開けると食べ物といっしょに大量の空気を取り込むことになります。これは早食いの人に現れやすい傾向ですので、普段からゆったりした気持ちで食事をとるようにしましょう。
ガムなども噛むときにも空気を取り込むので、ガムを控えるかなるべく口をあけないで噛むことが望ましいです。コーラやビールなど炭酸飲料はガスを多く含みますので、これらの摂取を控える必要があります。

食べ物が腸内細菌によって発酵したり腐敗する際に腸内のガスは発生します。そのため、食べる物や腸内細菌をコントロールすることで減らすことができます。
ガスは腸内細菌の中でも悪玉菌が大量に発生させます。悪玉菌は乳酸や酪酸がある環境では増えにくい性質があるため、これらの菌を作ることができる乳酸菌やビフィズス菌を摂取することが効果的です。
便秘にならないことも大切ですが、食物繊維は腸内細菌によって発酵され大量のガスのもとになるため、ベジタリアンで一般的な量の何倍も摂取している場合は、ほどほどな量に減らすことも必要な場合があります。